事業の趣旨・目的
京都調理師専門学校では、産業の高度化・複雑化に伴い、職業人に求められる能力も高度化・多様化し、新型コロナウイルス感染症と共生するニューノーマルの社会において、これまで長年にわたり積み上げてきた我が国の調理師養成教育を継承、さらに高度化させる必要があると考えています。
その為、先進的な技術を利活用した、変化への対応や中核的な役割を担う人材に必要な基礎・教養、理論に裏づけられた実践力を兼ね備えた質の高い専門職業人を養成する職業教育機関づくりを行う必要があります。
今回先進的な技術、具体的にはVRコンテンツを活用した教育プログラムを開発、その教育効果を全国の養成施設に先駆けて実証研究することで、調理師養成施設をはじめとする高等教育機関の質的向上に寄与したいと考えています。
また、本事業により、技術教育の質的向上の視点で、今後対面授業が困難な場面においてもVRを活用した教育プログラムに一定の教育効果が見込めることが実証されれば、遠隔による技術教育を推進することにもつながり、新型コロナウイルス感染症等の様々なリスクに備えた職業教育を展開することが出来ると考えています。
本事業では、教育プログラムの開発と検証のみならず、実際にVRを活用した教育を提供する教員の研修プログラムも構築することで、事業終了後もさらにそのノウハウを広く伝承できる仕組みを整えます。
