■ポストコロナを見据えた新たな教育のカタチ
京都調理師専門学校では、「繁盛店を切り盛りするために必要となるすべての工程に精通した調理師をめざす」等をディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)に掲げ、様々な調理実習をカリキュラム化しており、学生による一般顧客を対象にしたレストランの運営を行なっています。その他に、各学生が調理だけではなくサービス業務にも従事するグループ実習、大勢の前で行うコンペでの独特の緊迫感やメンタルの強化など、実践さながらの高度な調理師技術の学習を行っています。
新型コロナウイルスの感染拡大下では、休校要請が発令され、これらの実習が制限されてしまっていました。また現在は、調理分野において先端技術を活用した教育や研究は行われておらず、新しい生活様式を軸とした教育の質の向上は必要不可欠です。
■withコロナ時代に即した対面しない・集まらない調理実習を可能に!
本コンテンツは、当事者目線での実習を360度映像化。複数人で別々の作業を分担して行うグループ実習や、同時に複数の工程を効率よく学修するワンセルフ実習など、調理師として必要な一調理工程における全体の動きや調理プロセス、食材の衛生管理等を体感する厨房内でのリアルな実習体験ができます。VRは、専用ゴーグルを着用すればいつでもどこでも反復学習が可能なため、従来の実習時間の中で学生の能力や練習時間の差で伸び悩んでいた学生も、授業時間外で何度でも自身の弱点を繰り返し学ぶことができ、反転学習の教材としてVRの教育効果が特に期待できます。